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亜鉛について

今回は亜鉛について考えてみたいと思います。

2016年にノースウェスタン大学の研究チームが科学誌「サイエンス・リポート」に公表した内容は

卵子が精子内の酵素により活性化されると亜鉛が爆発的な火花を散らす

というものでした。

上記の図を見て頂くと赤のBlastocyst、これは「胚盤胞」という意味です。残りはnonですので胚盤胞になっていない事が判ります。

その胚盤胞になっている(右上、左下図)の共通しているのが強く白いものが取り巻いていると思いますが、それが亜鉛の放出です。

精子が卵子に入る事でカルシウムが増加し、その分、亜鉛が放出される機序になります。

Radiant Zinc Fireworks Reveal Quality of Human Egg(クリックされてみて下さい)

他の胚盤胞までに至らなかった卵子も白い放出図はある事からある一定以上の「亜鉛」が卵子の中に含有されている事がお判りになられるのではないかと思います。

 

実は亜鉛は、非常に様々な身体へ影響を与えるミネラルでもあります。

その中でも、銅と亜鉛の関係は非常に大きいものがあります。

生体において、銅と亜鉛はシーソーの関係になっています。

つまり、銅比率が高ければ、亜鉛は少ない。この事からミネラルの過不足を見る場合は、二つをセットで診る必要があります。

エビデンス的にも

1)2014~2015年に胚移植を実施した方408名を対象

2)銅亜鉛濃度と妊娠率(着床率)の関連について、後方視的に解析

3)2群間の年齢とBMIには有意差を認めず。

その条件下で

銅濃度は妊娠群と比べ非妊娠群で有意に高い

【BMC Research Notes 2017; 10: 387(リプロ大阪)】

そして、ストレスを感じた時にコルチゾールというホルモンを出しそのストレスに対処する事を行います。HPA軸というストレスに人体が対応するための脳と副腎そして抗ストレスホルモンのトライアングルのシステムですが、そのシステムを維持するためにも「亜鉛」が必要です。

脳から副腎に刺激を出すホルモンが副腎皮質ホルモン(ACTH)と言いますが、その過剰出力子宮内膜の血管密度の低下を引き起こす事も示唆されています

【Hum Reprod 2015; 30: 2404(英国)】

 

 

この事からも亜鉛を増やし、銅を減らす作業が必要になってくると言えます。

 

 

 

 

亜鉛が欠乏してきた時に出るお身体の反応としては

1)皮膚炎

2)味覚症状(氷などを無性に食べたくなる)

3)持続性の下痢

4)羞明(まぶしいこと)

が挙げられます。特に皮膚に何か知らないけどデキモノが出てきた場合はその可能性もあるとお考え頂くも良いかと思います。

 

そして、実は「大豆」に含まれているフィチン酸は亜鉛をキレート=除去する作用がある事を多くの方はお知りになられないと思います。

 

大豆はエストロゲン様の作用になるからと過度に牛乳の代わりに飲まれる事がもしかしたらあるかもしれませんが、過度に飲みすぎると亜鉛の除去が進んでしまう可能性を含んでいます。

大豆は植物性タンパク質であり、イソフラボンという抗酸化物質で且つAGEという糖化も防ぐ優れものです。

甘いものがお好きな方には有効ですが、ただ、過剰に食べ過ぎるといけないという事をどこかで知っておかれる事が大切です。

大切なのはご自身にあった「適量」を見つけていく事と思います。

 

人の身体は個体差があります。

そこを整体や運動によって客観視していく役割がtotellに課せられていると考えております。

 

 

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