皆さん、こんにちは。
寒波が来ております、お身体の調子はいかがでしょうか?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA056VS0V01C24A1000000/
上記は2024年の出数に関しての日経過去記事になります、
出生数が70万人を下回ったと記載されています。
お亡くなりになられた方と出生数から、人口減は41万人とされています。
佐賀県の人口は88万人ですが、男性は38万人ですので、毎年佐賀県から男性が一人もいなくなる事が今後続くことが予測されます。
その上で、皆さんが取り組んでいる妊活にもっと、支援を頂く必要があるのではないか、とも思います。
生殖医療は自費から保険へ切り替わりましたが、果たして、出生数に大きな変革を寄与しているのでしょうか?
個人的に、そうは思えない、と思わざるを得ません、
https://www.nature.com/articles/s44323-025-00023-7
上記の論文は
不規則な生活が、太る原因であることを示唆した報告が日大から2月5日にプレスリリースされました。
マウスを使った実験で、体内時計システムの機能低下により、インスリンの感受性を強めるホルモン(FGF21)量が増加し、その結果、脂肪細胞の肥大化が起こることを突き止められました。
体内時計の機能低下
(不規則な生活、シフトワーク、時差ぼけ)
↓
脂肪細胞からのFGF21の分泌量増加
↓
脂肪細胞のインスリン感受性増加(=糖の取り込みが余剰になる)
↓
脂肪細胞の肥大化
(肥満)
*体内時計:
体内時計とは、我々の身体の生理反応が 1 日約 24 時間のリズムを刻む仕組みを指す。体内時計の調節は、体中の全細胞に存在する時計遺伝子によって制御されている。このメカニズムは、生物が外部環境に適応するために進化の過程で獲得した能力であり、健康的な生活を送るために欠かせないもの、とされています。
では、脂肪細胞が肥大化すると、妊活にどの様な影響があるのでしょうか?
下記図は
左が通常の脂肪細胞
右が 体内時計がみだれた脂肪細胞です。
脂肪細胞の肥大化は、
細胞死→マクロファージ集積→TNF-α→炎症を促進
身体で炎症を起こします。
妊娠成立の為には、一度身体から出た卵子を
自身の身体に戻す、為に
免疫を緩める、
「免疫寛容」というプロセスが
必要になるとされています。
つまり、身体に炎症があり、免疫が活性化している場合は
免疫寛容へのシフトが困難になり、
妊娠成立の阻害要因となる可能性が高まります。
本研究は、妊娠を阻害する「炎症」が「生活習慣の乱れ=生体時計の乱れ」に導かれる事を示唆しています。
・夜が眠れない
・朝が起きれない
・寝る時間が不規則etc
生活習慣の乱れが、妊娠への阻害因子になることは、比較的、皆さん、難なくご理解できるのではないでしょうか?
ただ、一方で、それらを、修正する事が、最も困難なことと思います。
情報が沢山あり、何を行えばよいのかが、判断につきかねる
そして、それらを選択して、本当に経過は前に進んでいるのか
時間だけは、前にすすみ、また、採卵、そして、移植
とスケジュールだけが繰り返される、
その時に必要なことを
外部のサポートを利用し
日々を整え、ご自身のリズムをつくるには
ある一定の時間と必要な入力(循環・栄養)が大切と考えます。
成功された方の共通項目として
日々の生活が当たり前に繰り返されて
それが、精神を安定させるのは必須と
思っております。
その結果、生体時計を安定させ、身体の炎症を抑え、着床を促すのでは
と改めて考えます。
先ずは、ルーティンに耐えられる身体をつくる
一定の期間を費やすことが
最初のハードルと考えます。
現在、多様なメンバーが皆さんの今を支える準備をしております。
どうぞ、数歩を踏み出していただく事を心から願っております。