本日は「睡眠」と「栄養」の関係についての報告です。
https://www.jmir.org/2025/1/e64749
1)スマートフォンを活用し、客観的な睡眠と食事成分を記録した4825名より得たデータから解析
2)調べた主要栄養素は、
・タンパク質
・炭水化物
・脂肪酸(網羅的)
・食事成分(ナトリウム、カリウム、食物繊維、ナトカリ比)
・睡眠変数
・入眠後の覚醒
結果)
1)タンパク質総数が多いと、総睡眠時間が長くなる
反対に
2)脂肪摂取量とナトリウム/カリウムが多いと、総睡眠時間が短くなり、入眠時の覚醒が多くなる
3)他の栄養の代わりにタンパク質を摂ると総睡眠時間が長くなる
4)オメガ3系が多いと、睡眠の深さが高まり、入眠時の覚醒が少なくなる
つまり、入眠前に質の悪い油と塩分が入った、例えば、ラーメンなどを夜食べると、睡眠の質が悪くなる事が判ります。
一方で、外食などの食事の乱れていない場合においても、睡眠が安定しない場合は
消化器の問題へと、視点を切り変える必要があると考えております。
睡眠は、酸化を抑える「メラトニン」を松果体から産生し卵胞の酸化を抑制します。
それらが結果、受精率を上げることが判っています。