本日は
卵が育ちにくい
卵巣予備能低下(POR:AMH0.52)の20名を対象にされた体外受精を実施する前に
ホルモン補充した比較検討について
有意な差がみられたとする報告です。
1)刺激方法はアンタゴニスト法
2)260単位(低容量)hCG製剤を、
「採卵周期前」に、
8週間投与した群( A)
3)(A)群と、そうでない群での比較した結果、以下有意差
・10mm以上の卵胞数が多い
・採卵数 が多い
という結果になっています。
これは、卵巣刺激前に、男性ホルモン(外因性アンドロゲン)を投与すると、
卵胞周りの顆粒膜細胞のFSH受容体発現が増加し、
ホルモン剤に対する反応が上がる事から検討された研究であり
hCGはアンドロゲン合成を増加させる事が言われています。
これらの報告から
採卵周期にお身体への刺激を入れていくより、
その前、前々月の体調管理へチャレンジする事で
ホルモン製剤への反応が上がっていくと改めて、強く確認する事になりました。
また、男性ホルモンは筋肉への刺激により、引き起こされますので
整体、セルフエクササイズの有効性への関与も期待できる研究報告と思います。