連日の暑さが続いています。
皆さん、この猛暑に関して、どうお過ごしになられていますでしょうか?
例えば、
夜が眠れない
などがあった場合
いくつかの要因が考えられますが、
その一つに
自律神経の変換が困難である事も
要因の一つと云えます。
実は夜間帯、寝ている間も、様々な身体の器官が動いています、
特に、消化器系は夜間帯に動いている事が主になります。腸が食べたものを動かして直腸まで運ぶ作業(蠕動運動)は長時間、内臓の活動を促進する「副交感神経」が働きやすい夜間帯に行われます(特に大腸の動きが活発になります)
この事から
朝に排泄ができる=夜間帯に腸が動いている=副交感神経が活動している
その連式が考えられます。
つまり、便秘が長期間、続いている場合は、副交感神経の反対の「交感神経が夜間帯にも優位」となっていることも考える事ができます。
交感神経は非常事態のスイッチの状態ですので、緊張を解かないといけない睡眠において、反対の作用が起こっている場合には、睡眠が安定しないことも考えられます。
交感神経節は脊椎から出ています
また、交感神経が高まると、筋紡錘という筋肉のセンサーが低下する事も指摘されていますので、結果、筋肉が硬くなることも考えられます(交感神経節が多く散在している胸椎部の緊張の高さは整体で解く必要があります。)
totellの整体は
この自律神経への対応を考えながら行っております
totellで採用している整体を行った前後で唾液アミラーゼという交感神経の高低を図る機器にて
72名の妊活を進めている皆さんを対象に検査を実施致しました。
その結果、何かしらの整体による自律神経への変化を示唆する結果も得る事ができています
交感神経が高まる事は、
「便秘」と同様に
「卵巣への影響」も示唆されています。
交感神経が高まる事で卵巣から出るホルモン:エストロゲンの減少や卵巣へ栄養を運ぶ血管の減少があることも言われています。
また、交感神経は着床時に必要な免疫干渉に関わっていることも指摘されています。
(受精卵が子宮に着床する際に、一度体から出た受精卵を受け入れていく為に、免疫を緩める免疫寛容を阻害することも示唆されています)
上記の1)〜3)の要素を喚起するのが「交感神経」とされています。
これらの妊娠時に不利になる、交感神経を抑制し、リラックスする状態=副交感神経優位への誘導は、妊活に於いて
行うべきサポートの一つと考えています
当院の採用している
柔らかいタッチの整体は、この前述の研究からも副交感神経系への影響を図りながら実施しております
(施術中は、皆さん眠られている事が多く、そして大切にしたいのは、如何に整体で「ゆっくりする」と決めていただけるか、が大切な妊娠成否への個人差につながっていくのではと最近考えております)
そして、この整体をルーティンで実施しながら
仕事、家事、お付き合いに加えて、病院への不妊治療など
マルチなタスクを課せられている日常を
一旦、ストップされて、ご自身の「今」を整理する作業を繰り返していく事が
最も大切なのではと思っております。
回数を重ねるほどに、ご自身の本来のペースを取り戻していかれる
そう皆さんと時間を共有する中で実感しております。
本日、妊活から妊娠され、臨月まで定期的にお越しになられていたHさんが
土曜日の出産に向けて最後の整体にお越しになりました
本当に様々なことがありましたが、こうして最後の見送りをできたことに感謝の念で一杯です。
ありがとうございました。
今後も一人でも、多くの方に同じ体験をして頂けるように
進んで参ります。