本日お越し頂いたKさんより
生理後4日目の血液データを頂きました。
通常、ホルモン値を計測する場合には、生理後2〜4日目に血液データを病院で採取されます。
この際に
FSH
LH
E2
P4
を主に計測されます。この時期に応じて、ホルモン数値が適切な範囲があります。
1)FSHは卵を卵巣に育てなさい!という指令を出しているホルモンです。
このホルモン値が生理后すぐに高い(10を超えている)場合は、卵巣に卵が育っていない事が考えられます。
生理後はFSHは10を下回っている必要性があります。
2)LHは、排卵を促すホルモンになります。これは生理後すぐには排卵をさせる事は適切ではないですので、LHはFSHよりも低くないといけません。
3)E2(エストロゲン)です。この数字は卵が育っている時に上昇していきますので、これは出来れば大きい方が有効です。
本日頂いたKさんのホルモン値ですが、非常に理想的な数値です。
1)FSH 6.1 (10を下回ってあります)
2)LH 3.8 (FSHよりも低い数値)
3)E2 41.6
それに加えて、抗ミューラー管ホルモン、これは AMHと言われているものですが、2.83と標準値を超えられてあります。
非常に理想的な、生理後のホルモン値です。
ただ、Kさんは最初の血液データは非常に厳しいものでした。
栄養学的に肝臓の作用が低下している状態で、その作用でタンパク質やコレステロールも低い状態、鉄の不足もみられてありました。
AST/ALTの差から炎症が高いことから、腸内環境の低下も同時に考えられました。
約2ヶ月前のデータです。
ここから、整体、必要な栄養のサプリメントをとって頂きました。
地道にしっかりと積み上げて頂いたのではと思います。
今後も血液データを参照しながら、適切な提案と整体・栄養を含めたサポートを行なって参りたいと思います。