先日は地震がございました、身辺周囲の問題はございませんでしたでしょうか?
環境の変化に対して、どう個体として対処すればよいのでしょうか?
イギリスのオックスフォードが発行しているhuman reproductionより
世界の204カ国不妊症の状態を調べた結果が以下の報告になります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39752330/
本データは
1)1990年から2021年にかけて204の国と地域における15~49歳の個人の不妊症の件数を調査
2)結果
① 推定で、男性:5500万人/女性:1億1000万人が不妊症で悩まれて
② 地域別では、日本を含む東アジア、南アジア、東ヨーロッパの有病率が高い
と報告されています。
有病率が上昇している地域をみると、経済発展が進んでいることが特徴として上げられます。
経済活動は体感値としてご理解頂けるかと思いますが
「ストレス」が隣合わせになります。
ストレスはどの様な変化を身体に及ぼすのでしょうか?
分子栄養学的に有名なストレスがもたらす臓器の変化が以下になります。
ストレスが掛かると
1)副腎が「腫れる」
2)胸腺とリンパ節が「萎縮」する
3)胃の粘膜から出血する
ことが報告されています。
上記の「副腎」は、ストレス時に最も影響を受ける臓器になります。
副腎はストレスを抑えようと
「コルチゾール」というホルモンを出します。
コルチゾールはホルモンですので、もし過剰にストレスにコルチゾールを使われた場合には
卵子を育てる、エストロゲンの資源を奪ってしまい、卵子が育たなくなる
コルチゾール・スティール(奪う)
が起こります。
つまり、ストレスは生殖用のホルモンを奪い、
結果、卵子の成熟を損なう事が判っています。
コルチゾールを出す「副腎が疲れている」=副腎疲労は、普段の生活から判ります。
副腎が疲れコルチゾールがなくなると、
同じ副腎からアドレナリンを出して保管しようとします。
アドレナリンは、自律神経を過緊張に移行させます。
以下の様な状態が起こります
1)コルチゾール低下=低血糖状態
・朝が起きれない
・夜が眠れない
・立ちくらみがする
・甘いものがほしくなる
2)アドレナリン過剰=自律神経過緊張
・冷や汗がでる
・神経過敏がある=歯痛etc
・ 肩こり、腰痛
皆さんが毎年取られている血液データでも副腎疲労は判ります。
これらの要素を一つ、一つ、紐解いていくことで
体調が変わり日々が自分のものになって行かれます。
それが、結果、ホルモンバランスを整え
強い卵子を成長させていくことに繋がると
経験則的に考えております。