朝の寒さが強まって参りました、今朝の始りはいかがでしたでしょうか?
体調の維持には「血液の循環」も大切な要素と考えられます。
各関節の動き、筋肉を始めとした軟部組織の柔軟性、それらを丁寧に創られることで
血液の流体が確保されると思います。
その血流が卵母細胞の成長に大きく関わっている可能性を
先日の生殖医学会シンポジウムにて報告されていました。
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.aav9960?fbclid=IwAR2jDdRhYZ0nRBQvLeizYARjrzFX84ZdsO3YaJWrZV90pYHLtT6VCgDIeNM
(世界3大科学誌であるサイエンスの投稿論文です)
卵子の質はAMHで測られる事が多いですが、眠っている原始卵胞の数に比例するとされています
AMHは原始卵胞に近しい前胞状卵胞から出ているホルモンになり数値化されています
その原始卵胞は必要以外は「休眠」している事が求められます。
「無目的に活動させない」事が卵子の数が無駄に使われない事につながり、卵子の数の保全に繋がります
そして、上記の報告から
原始卵胞を休眠させているのが
原始卵胞内にある、卵母細胞を取り巻いている「顆粒膜細胞」が
「ストレスファイバー」という繊維から生み出された「張力」により
圧縮が掛かり、活動が休眠している事が
同研究結果から判りました。
これは例えるならば、
原始卵胞は
硬い「蜘蛛の巣」の様な繊維で
休眠状態にされて
無駄な活動を抑制されている
と言えます。
そして
本研究により
”What is the initial signal that triggers oocyte growth? Since matrix metalloproteinase, which digests ECM, is brought via blood, ”
この蜘蛛の巣を「消化する=溶かす」役割が
1)「プロテアーゼ」(metalloproteinase)という酵素であり
この酵素は「カルシウムとマグネシウム」で安定するとも言及されています。
また、このプロテアーゼは、
2)血流によって運ばれる(brought via blood,)
とも言及されてあります。
本件を考える際に、参考になるのが、下記のHさんです、
当初来られる前に、体外受精を行われて、採卵するも1個しか取れず
一旦、病院はお休みされて
その後、週に2回整体にて骨盤周囲の刺激を入力し続けて頂きました。
結果、自然妊娠にてのご出産となられています。
血流改善の大切さを改めて考えております。