皆さん、おはようございます。
本格的な梅雨に入って参りました、いかがお過ごしでしょうか?
腰回りの不調がある場合、腎臓・副腎の因子も考えられます、血糖値の低下=グルコース値が栄養学的に100以下の場合、少し対策も必要です。
本日は、Fertility & Sterilityより
生理周期の長短と妊娠するチカラ
について、399,966人を対象とし9件の研究を統合させた
精度の高いメタアナリシスからの報告です。
結果:
1)通常の月経周期と比較して、
短い(25日以内)、長い(32日以上)の妊娠(着床)に与える影響は僅か
しかし
2)周期が「長い(32日以上)」場合は、流産のリスクを高める可能性がある
ことが本研究にて述べられています。
生理周期を安定させる為に何が妊活としてできるでしょうか?
生理は下記のように
①卵が育てる「卵胞期」
②排卵後に体温を上げる「黄体期」
があります。
周期は、大きな決定因子として
卵巣の中にある
「卵胞」の「成長」が、エストロゲンやプロゲステロンという「ホルモンの出力」を調整し
結果、生理の周期を規定しています。
ホルモンの生成は、卵巣の中にある「卵胞」(卵子が入っている袋)の成長により、その出力が高まります
生理3日目にエストロゲン(E2と表記され)の数値を測られていると思います、同時にFSHという頭から出るホルモンも計測されており、命令をだすホルモンが低い(10以下)がよいとされています。
当月の生理周期において、大切なのは、上記図では
生理〜排卵までの「成熟卵胞」:卵胞期
から
排卵後の「白体」:黄体期
まで
になります
(最も大切な卵巣年齢であるAMHを生成する2次卵胞〜胞状卵胞までの成長は前々回のラインでお伝えしております)
今月の生理周期において、大切な成熟卵胞から、白体までが成長していく為には
「エネルギー」が必要です
ヒトでは、このエネルギーを「ATP」と言います、
このATPを生成しているのは、卵胞を囲んでる顆粒膜細胞の中にある
「ミトコンドリア」
という細胞器官になります。
そして
ミトコンドリアが、 ATPを生成する為に必要な要素として
「酸素」(パスツール効果)
と
「鉄」(電子伝達系)
が必要です。
これら
「鉄」
と
「酸素」
を運んでいるのが、
血液の中にある
「赤血球」
になります。
そして、赤血球は、
「小さく」
なる事により
小さな卵巣のような小さい器官の、微細な血管の中を通ってきます。
赤血球のサイズは、毎年、皆さんが健診される血液検査の中に必ず記載されています、
「MCV」(末記にある「V」はボリュームという意味でサイズを示しています。)
このMCVの栄養学的な適正サイズは
90
と言われています。
これよりも大きい場合(小さい場合はタンパク質の低下)は、赤血球が運んでいる
「酸素」と「鉄」が
微細な血管である卵巣へ届いていない可能性も考えられ
結果
ミトコンドリアのATP(エネルギー)が生成されていない可能性も考えられます。
赤血球を適正サイズに移行させる為には、実はビタミン、ミネラルが不可欠になります、
それは、現在、皆さんが補強されている
タマベビ、スピルリナに豊富に含まれています、
これらを丁寧に進めて頂いた Oさん
MCVがぴたりと、90へ移行されています、
日々の繰り返しと、実践によって、皆さんの新しいステージが拓けて来られると
考えております。