皆さん、おはようございます、
お身体の調子は如何でしょうか?GW明けの初めての日曜日、お身体をお休めされるには、もしかしますと
よき機会かも知れません
本日は、5月10日東京大学からプレスリリースされた
「細胞内の熱が神経分化(=成長)を促す」
事を示した研究成果になります、
https://www.nature.com/articles/s41467-024-47542-8
マウスを使用した実験になりますが、本研究では、世界で初めて細胞機能解析に温度操作と観察法を導入し、神経モデル細胞やマウス脳皮質神経細胞の神経分化における温度変化の関与を調査したものになります。
その結果は以下になります。
1)神経分化(成長)因子を処理した細胞にて、熱を加えると、神経が伸びた(受起突起が伸長)
2)上記因子なくとも、加熱のみで成長
熱を加えることで、神経が成長することが示唆されました。
それでは、子宮においての神経はどのようになっているのでしょうか?
それらをレビューしたものがあります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/49/4/49_4_555/_pdf
ヒトの子宮には網羅的に神経が伸びています。
また、本レビューでは下記の記載があります。
「内臓器官は、切開では痛みを起こさないが 、内臓平滑筋の過度の伸展 、虚血などによる低酸素状態 、炎症性物質 の産生 により激しい痛みを起こす。」
血流の低下→低酸素状態→生理痛
ことが指摘されています。
その血流の動態を担うのが
1)交感神経である「下腹部神経」
と
2)副交感神経である「骨盤神経」
があります、下記の研究では
1)交感神経である「下腹部神経」に刺激が入ると、血流が70%低下しています
反対に
2)副交感神経である「骨盤神経」に刺激が入ると、血流が125%上昇しています。
これらの事から、下腹部神経が出ている、腰椎のストレスを低下させることが、交感神経である下腹部神経の発火を低減し、結果、子宮の血流が上昇する可能性も考えることができます。
内膜は、毎月、排泄され、また再生する、人体における最も細胞の成長が求められる器官です。
ホルモンによる効果だけではなく、血流量を担保することが必要になってきます、
その際に
1)骨盤内の温度を高め、血流への関与する神経を成長させる
2)腰部痛を緩和させ、交感神経の活動を低減し血流低下を抑える
これらが、妊活において取り組んでいけることではないかと考えます。
カイロによる腰椎のリリース
そして
今月より
よもぎ蒸しもスタートします。
医療以外でできる事を、繰り返し積み上げて頂くことを
引き続きご支援して参ります。