皆さん、おはようございます。
本日は、4月3日にオープンアクセスされた世界3大科学誌の「cell」から、
出生後の腸内環境の乱れが、将来のお子さんの神経発達へのリスクに関わっている
今までにない研究成果が報告されています。
本研究の着目すべき点に
1万6000人超える対象者の出生時から20代まで追跡調査を敢行された事です。
そして、
産前の母体との栄養をやり取りする臍帯血(臍の緒)の成分と1歳児の便中の細菌が分析されています。
ここから導かれた結果を幾つかを下記へ記載致します
1)腸内環境が行動に影響を与える神経活性代謝物に関わっており、発達の変化に影響を与える
2)乳児時の中耳炎への抗生物質治療により常在腸内環境の低が、その後の発達へ影響する
3)妊娠中の母親の喫煙は発達への問題を6倍に増加させた
4)発達の問題を受けられたお子さんは、「アッカーマンシアムシニフィラ」という腸内細菌の欠乏がみられた
5)臍帯血中(臍の緒)の成分検査から、脂肪酸の低下がみられた、特に「リノレン酸」が強い逆相関がみられた
6)同様に、発達に問題があった子供ら場合、臍帯血中(臍の緒)に「有機フッ素化合物」の血中量が高い場合にも正の相関があった
科学雑誌の精度の高さ、規模からも非常に価値のある研究と言えます。
妊活中から取り組んで頂きたい点を、本研究成果から下記に挙げさせて頂きます
totell に来られている皆さんにおいては
将来のお子さんを守るためにも
是非チャレンジをして頂きたいです。
① 臍帯における脂肪酸の低下がみられたリノレン酸は
オメガ3(えごま油、アマニ油)
になりますので、これらを定期的に摂取する必要があります、
ただ、油は胆汁酸が出ないと吸収できませんので、肝臓から生成された胆汁が大切です。肝臓の状態を知る指標として、右手の親指、人差し指の間の水掻きの部分を押して、痛みが強い場合は肝臓が疲労しています
その際には、整体で定期的にケアを是非、ご実施下さい。
② 有機フッ素化合物がリスクが高いことが判っています、フッ素化合品の身近なものは
フライパンの表層に使用されています。これらは現在市場で高頻度に使用されています。
近年のお子さんの発達の問題が増加している事との関与を考えざるを得ません
④お子さんの腸内において「アッカーマンシアムシニフィラ」という細菌が少ない場合に、子供さんの発達の問題が起こりやすい事が出ています。
このアッカーマンシアムシニフィラは、実は「ファスティング」により腸内に生成されることが判っています。
発達の問題がある場合には偏食をお聞きすることがありますが、もしかしますと、お子さん自身が腸内を自衛するために食べない(ファスティング)という事を無意識に行なっているかも知れません、その前提で考えた場合には、無理に食べさせる事の弊害を考える機会に本研究がなると期待します。
産前に、それよりも、早い妊活時に上記の対処を積み上げておく事は本研究成果から適切な対処と考えられます。
どうぞ、本研究成果を何かしらの契機にして頂ければと願っております。