皆さん、おはようございます。
今週もあと少しです!
本日は、 イギリス「human reproduction」から
ストレス時には、抗炎症作用のある副腎から出る「コルチゾール」が出ますが、
その「コルチゾール」が排卵時における卵胞内にて、濃度が上昇する研究成果が報告されています。
https://academic.oup.com/humrep/article-abstract/39/3/578/7588788?redirectedFrom=fulltext
排卵は、卵巣から出産する様な動態から、卵巣周囲に炎症が起こります
それらを抑制する
コルチゾールが出るのは理解できます。
また、下記の様な報告があり
https://academic.oup.com/humrep/article/38/4/671/7031301?login=true
排卵後の「黄体維持」にもコルチゾールが必要になってくる事が述べられてあります。
そして後述にて
”Women with dysregulated cortisol levels often suffer from anovulatory infertility”
”コルチゾールレベルが調節不全になっている女性は、無排卵性不妊症に悩まされることがしばしばある”
と記載されています。
上記の図は、卵子の生育においても、コルチゾールが必要な事を示している内容です
totellにお越しの皆さんはご存知かと思いますが
コルチゾールは
「血糖値を上げる」
役割も同時に兼ね備えています。
この事から、排卵や採卵時に
お身体の倦怠感、朝が起きれない、お昼が眠たい、夕方寝落ちをしてしまう
そのような場合は
血糖値を上げるコルチゾールの低下を懸念する必要があります。
その結果
排卵後の黄体の維持=妊娠の維持や、卵子の成熟が困難になる可能性をここから読み解いていく事も有効な対策に成り得ます。