世界3大学術誌である[nature]より
眠っている卵母細胞の機序について同定された報告です
https://www.nature.com/articles/s41586-022-04979-5
卵子は繰り返し作られる精子と異なり、生まれた時に、その数が決定され増える事はありません、
現在、当サロンでは40代の皆さんへのサポート
を中心としており
卵子の質の維持・保全は一つの課題となっています。
毎月1個排卵する卵子、それ以外の卵子の基である卵母細胞をどれだけ保存できるか(如何に休眠させておけるか、無駄に活性化させない)が、その答えの一つとして考えられています
同報告では、ヒトとカエルの卵巣から
卵母細胞が休眠する為には
細胞のエネルギー生成するオルガネラであるミトコンドリア
その水車のように生み出されるエネルギー生成過程
電子伝達系のcomplexⅠの不活性化
を同定してます
これは、同時にミトコンドリアの活性化が、眠っている卵母細胞のスイッチを入れる事も示唆する報告と考えます。
また、ROS(活性酸素)についての言及も為されており
活性酸素による損傷が卵母細胞の生存可否を決定している事も
同定してあります。
ミトコンドリアはエネルギーを生み出すと同時に、活性酸素も生み出す、諸刃の生理機能を保持している事から
女性への
過剰なエネルギーを使わせない=如何にストレスレスな日々を安定的、かつ網羅的に提示できるかが、今後の日本における社会的課題として考えられます。