皆さん、おはようございます。
この数日の雨、皆さんの周囲は大異なくお過ごしになられたでしょうか?
どうぞ平穏な日々を、繰り返されることを願っております。
本日はある複数の研究報告からの
卵胞期の状態
について考えていきたいと思います
当サロンでは整体をご提供しておりますが、それらの目的の一つに
循環の亢進があります
循環は、血液の流れにより規定されますが
生理が始まり、卵胞期→卵胞前期→卵胞後期(排卵)→黄体期(前期/後期)
その生理周期において、血流は変化しているのだろうか?
と考えた場合に、複数の報告から、ある一定の法則性の様なものがあると、その印象を強めています。
https://academic.oup.com/jcem/article/86/11/5389/2849504?login=false
「月経周期中の内皮機能と動脈コンプライアンスの変動」
1)15人の月経周期中の血管拡張の変化を検証されています
2)周期を4つに区分けされて計測、全ての対象者は排卵済
① 卵胞初期 ② 卵胞後期 ③黄体初期 ④黄体後期
結果
3)卵胞後期が大きく増加
つまり、排卵に向けて、血管拡張が進んでいる
=血流が高まっている
と報告されています。
1)23人の中心動脈、末梢動脈、微小血管抵抗動脈で同時に起こる血管反応性の時間的変化を記録
2)正常な月経周期の 4 つの段階で検査: (1) 初期卵胞期(2)卵胞後期(LF)期(3)初期黄体(EL)期 (4) 黄体期後期
結果
3) 「前腕」と「ふくろはぎ」の「微小動脈血流」抵抗は
卵胞後期(LF)は他の3群と比較して、大きかった
と明示されています。
これらの事から、
「生理が終了して、排卵する前まで」の血流量の変動への関わりが必要になってくる事が考えられます。
これらを、皆さんが通われている「整体」と、どう関わっていくのか大切なポイントかと思いますが
過去に臨床検査技師の方にご協力して頂いて、血流速度の変化のデータを計測させて頂いた事がございました。
整体前後の門脈(内臓から肝臓へ流入する血管)の血流速度では、数字的な変化がみられています。
また、運動でも、子宮への動脈速度(内腸骨動脈)の変化も起こす事が同じパイロットスタディですが報告されています。
血液の流れをご自身で、起こせる様になる為に、
ある一定期間、
外部刺激による
集中的に整体や運動によって、
血液の循環を作り出す
作業期間が必要ではないかと考えます。
それらが、安定していかれると、卵胞期の血流動態を作り出すのみならず
卵巣への適切な栄養配給が可能になっていかれると考えております。
整体・運動後に疲れた→それほど疲れていない→循環の安定
そのプロセスを、しっかりとステップアップして頂ければと考えております。