内膜の厚さが上手く成長しない事に関して、少し考えてみたいと思います。
上記のデータは
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の溶液に「子宮内膜」を添加した場合に子宮内膜がどう変化したかを示した研究です。
メラノコルチン受容体が多くあった
とは
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)に反応しやすい(特にMRC2はその優位性が報告されています)
つまり
子宮内膜はACTH(副腎皮質刺激ホルモン)に反応しやすい特性を持っている
ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)とは何か、とは下記をご参考いただくと
生体に起こるストレスがある時に下垂体から副腎へストレスを退治してください
と指令を出すホルモンになります。
つまり
ストレスが過剰になる→ACTHが多く出る→子宮のメラノコルチン受容体がACTHに反応する
示唆された研究になります。
そして、
ACTHに添加した子宮内膜は、血管密度の減少が起こった
ことも報告されていることから
ストレスが過剰になる→ACTHが多く出る→子宮のメラノコルチン受容体がACTHに反応する→血管密度の減少が起こる
事が考えられます。
子宮内膜は毎月、血液によって増殖して脱落していく「血液の量」に依存しています。
つまり、如何にストレスケアをする事が内膜の厚さを担保する事と同義とも言えます。
妊活は、骨折などの明確な痛みの減退など「はっきりした」事がなく
結果が出るまで、「曖昧な不安」という「ストレス」に皆さんを暴露し続ける、非常に難しい問題を抱えていると考えております。
「曖昧な不安」を感知するのは「扁桃体」という部位になります、そして、拮抗する部位とされているのが、おでこにある「前頭前野」とされています。
前頭前野の役割は
意思や計画性、判断、創造、記憶、抑制、集中になり
この点を活性化する事が、「曖昧な不安」を解決することになるとも考えることが出来ます。
曖昧でない、「明確に」日常で取り組める「具体的な行動」
例えば、毎週1回の整体、そこで取り交わされる日常への取り組み、セルフエクササイズ
それらを繰り返すことで、身体的な変化もですが、お気持ちの不安要素への視点が切り替わり
よりよい妊活の時間をお過ごし頂けると考えております。