ゴールデンウィークも終盤になり
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
自粛生活が続き、ご自宅にいる時間が多くなっているかと思います。
子供たちの身体を診ると
頭部の硬さと、胸郭の捻れが強く
夜、少しうなされていましたので、肝臓への施術が一番反応が高く
ストレスが蓄積されていたのだろうと推測をたてています。
ストレスが高い時にコルチゾールというホルモンが出て来ます。それを再活性するのが肝臓です。
毎回、来ていただく皆さんにも肝臓のチェックは必ずしています。
エコーで肝臓を施術した前後に肝臓血流量を計測すると、血流が2倍近く高まっています
肝臓の数値は,一般的な血液データからも測ることができます。
ALT-AST値です。細胞が代謝をした際に使われたサポート役の「酵素」の量に当たります(健康診断時には必ず記載されています)
この数値が① 高い場合は、例えば病気になり、身体がその病気に対応しようと代謝を繰り返して、酵素が増えている(筋トレをした場合も上がります)
反対に②低い場合は、肝臓の機能が動いておらずに、不活性になっている
と見なされることになります。
こちらに来て頂いている皆さんの血液データを見せて頂くことがあるのですが
傾向的に多いのは
②の数値が低くなっている事がほとんどです。
肝臓をうまく活用できられていない
また
ALT-ASTの差異が大きい場合は
肝臓に何らかの炎症が起こっている事も考えられます
ただ、その原因は一つではなく、様々な要素から考える必要があります。
肝臓は実はマルチタスクな器官です。
女性ホルモンの原料であるコレステロールも「肝臓」で生成されます。
つまり、肝臓がうまく働かない事で、ホルモンの生成が連動せず、卵子の成熟に繋がらない事があり得ます。
肝臓機能低下→コレステロール低下→女性ホルモン低下→卵子生成低下
この事から肝臓の整体施術とその荷重感は毎回、施術時に確認をしています。
肝臓が重くなっている場合は、その表層にある右肋骨が引っ張られ、硬く偏移しています。
長時間、自宅にいる事でメディア、特にテレビなどを視聴する事が多くなっていく事もあるのではと思います。
テレビは情報を取集したり、一時的な娯楽としては適切な面もあるかと思いますが、長時間の接触はあまり宜しくない部分が多いと考えています。
その理由の一つに
体験の不足
につながっていく可能性が高くなる事が考えられます。
どこかに出掛け、視覚で確認し、周囲の音を聴き、手に触り感触を得て、何かを思い描く
それらが「体験」とするならば
反対に、メディアなどから与えられ、それを受け取るだけの関係で成立するテレビ視聴を長期間行い続けることで
体験の欠如
それは結果
自ら考える「思考」を欠如していく
事とも言えるのかもしれません。
思考は
東京大学の酒井教授は
「言語力と想像力からなる」
【酒井邦嘉.読書は脳の想像力を高める.生活協同組合研究.2018】
と指摘されています。
酒井先生はこの想像力に関しては
「過去の記憶をもと」に想像は行われる
とも述べてもあり、この記憶は付随する体験が多いほど確かなものになることを示唆されています。
その最適ななものの一つは「読書」と言われています。
入力される情報量は「文字<音声<映像」の順で増えていくことから、情報量の少ない文字に関しては
読んだ文字を脳の中で一旦音声に変換して、想像する必要があり
それを「読書」が補完できると指摘されています。
最近、SNSで本を互いに紹介しあうのをよくお見受けしますが
とてもよい傾向ではないかと思います。
限られた環境で何かを選択していくのは簡単ではない部分もあるかと思いますが
工夫をされて
どうか、よき時間をお過ごしになられる事を
心から願っております。