先日の九州大学で行われたプレゼンテーションを転載致します。
厚労省が出している人口動態統計によれば、昭和60年と平成30年を比較した場合に出生率は1.76→1.42へ減少し、人口維持の為の1.8から大きく低下しています。
その反対に出産される年齢の30代後半〜40歳代上昇が顕著な推移をしています。
また
それにも関わらず、5000組に対して調査をした結果から、自然妊娠率は病院で検査を受けられて年数が経過するほどに低下していくことからも、現在の妊活の難しさを物語っています。
そして医療機関での最終的な治療が体外受精などの生殖補助医療(ART)になります。
医療では、これ以上の提案はない事になります。
生殖補助医療(ART)の日本産科婦人科学会による報告では、35歳から急速なカーブを描くことになります。同時に実施の最も多い年齢は39〜40歳になります。この年齢による現在の問題点はtotellでも同じ問題点として捉えております。
最後の手段である体外受精にチャレンジしても、成果に直結しない傾向が高い事から
妊活を進めている皆さんにとって、一連の時間軸から、未来が分断され、過去の自分と比較されて、硬直したご自身のまま、曖昧な未来と対峙し続ける事になります。
非常にストレスフルな時間軸を過される事を
皆さんをサポートを通じて知る事になっています。
曖昧な、不確かな事に対峙した場合の脳機能の変化を表したのが下記の研究になります。
「扁桃体」という脳のある部位が過活動になります。この扁桃体は「不安」を司る機能で、不確かな物事は「不安」が高まります。
この「扁桃体」はホルモンの中枢の「下垂体」がある大脳辺縁系に隣接していることから、ホルモンの生成に何かしらの影響があることも考えられます。
この不安を司る扁桃体を、抑えてくれるのがおでこ付近にある「前頭前野」とも言われており
この部位の役割は、作業・実行脳=つまり「具体的に行動する」事で不安が軽減していきます。
繰り返す経験こそが、ホルモンの安定を図り、バランスのある日々を獲得する事に繋がると、過去90組のよい経過へと移行された皆さんに共通する成功因子とtotellでは考えを強めています。
このバランスが取れた日常をどう創出していくのか?これは多角的なアプローチが必要であり
totellにとっても課題と考えております。
具体的な行動=経験を積み重ねていく事へ
では「経験」とは「具体的」にどんな事でしょうか?
高い年齢層へ移行するに従い「卵の生育」が進まないことが多くなって参ります。
この点をサポートする事は、すべての年齢層に対しての対策へと繋がっていくと考えます。
卵がうまく育たない場合に、その根本を辿ると一番小さな原始卵胞がどの様に立ち上がるか判らない事が指摘されています。
それらに対して、いくつかの解決研究がみられています。
1)柔らかい整体=脳の機能への介入=ホルモンの安定
2)血流量の向上が小さな卵胞(原始卵胞)を立ち上げさせる=卵巣周囲への血流量の確保
3)妊娠した際によく飲まれる「葉酸」は妊娠継続に必要ですが、個人差により葉酸を服用する事で炎症が高まり、着床への阻害因子になる事も言われています。良好な卵子を得ても、妊娠しずらい場合に、ビタミンDを摂ることでそれらを変化させる(抑制する)可能性が高まる=選択的な栄養の摂取
1)整体 2)運動 3)栄養
これらを組み合わせる事で、現在延べ90名を越える皆さんから陽性反応の報告を頂いています。
今後もトテルは
能動的な未来の構築に向けて進んでいきたいと思います。