昨日は、大阪大学 審良 静男 名誉教授の特別講義をお聞きして来ました。
「自然免疫と炎症」タイトルで、非常に興味深いものでした。
ここで問われていたのは「炎症メディエーター」というものです。
これは
炎症部位に浸潤した白血球や肥満細胞、マクロファージ(免疫と言われるもので、異物を退治する細胞です)から放出される生理活性物質のことです。
生理活性物質とは、使われた後に出るものとお考え頂ければと思います。つまり「炎症メディエーター」を調べると「炎症」がわかると言えます。
マウスを使って、詳細なデータの積み上げをされてありました。
非常に知恵と体力のいる研究であることがお聞きして伝わって来ました。
その研究の結果
炎症の際に遺伝子が転写して、炎症を増殖させても行きますが、その転写するDNAの一つにmRNAがあります。この転写を
Regnase-1
という分子が制御していることがわかったそうです。
これは、例えば、Regnase-1への対応をすれば「生理痛」なども変化するのかもしれません。
また、この分子は脂質の変化にも相関があることも判っており、「脂肪の多いこと」と「生理痛」はもしかしたら関係があるのかもしれません・・。
今後とも、分子レベルで妊活に関わる情報収集に努めて参ります。
また、皆さんへと対応策を検討していきます。