現在、totellでは40歳代の皆さんが数多くお越しになっておられます。
体外受精で考えた場合に、日本参加婦人科学会が出されたデータにおいても成功率が低くなっている現状があります。
特に体外受精は39歳がピークになっている事からも成功する確率が、本データ上では言えます。
年齢による妊娠率の低下は避けられない事は皆さん周知かと思いますが、先日73歳の女性がIVFにて双子の女の子を出産したnewsが報じられました。
https://www.cnn.co.jp/world/35142342.html
上記の例からも、妊娠には個体差がある事が考えられます。
その個体差がどの様な原理で成り立っているのか?を近年は細胞レベルで考える事ができる様になってきています。
現在、totellでは、その細胞の変化を「栄養レベル」で考えていく事を行なっています。
最近は、メチレーションについての取り組みを行っております。
メチレーションについて詳しく説明してある情報がありました。
国立がん研究センター研究所のHPです。
https://www.ncc.go.jp/jp/ri/division/epigenomics/project/010/010/20170906143435.html
こちらの内容を整理してみます。
どの細胞も基本的には同じ遺伝情報を持っているのに、別々の細胞になれるのは、使う遺伝子と使わない遺伝子に目印をつけているから
細胞が変化する際にメチル化する事で細胞は正常に動いていくのですが
これがうまく作動していかない事で細胞が正常に働いてくれなくなります。
ガンなどは、メチル化の制御ができなくなり、がん細胞が増殖する事が述べられています。
正常な細胞には、細胞が増える際に働くアクセル遺伝子(がん遺伝子)と細胞が増えるのを止めるブレーキ遺伝子(がん抑制遺伝子)がある。がん遺伝子の遺伝情報が変化する(突然変異など)と、がん遺伝子が働きっぱなしになる場合がある
細胞は1秒間に物凄い速さで、この再生と破壊を繰り返して、細胞をよい状態に維持しようとしています。
このサイクルを滞らせない事が
細胞の強さ=卵子・精子の強さ
につながると栄養学では考えられている様です。
現在、当院で48歳で生殖医療へチャレンジされてあります。
最近、卵胞のチェックへ行かれた際に、卵胞がしっかりと育っている(23mm)事が
検査の結果で判られています。
この検査の1ヶ月前に、こちらへお越しになり、このメチレーションを基軸としたサプリ中心とした取り組み、そして整体、温灸をして頂きました。
血液検査も同時に行われてあるのですが
肝臓の指標でもある(そしてメチレーションにとって肝臓は非常に大切なキーとなる臓器です。)
ASTとALTが20前後
また、AST-ALTの差も2以下と理想的な数値
γ-GTPも20前後で安定されてありました!
非常に素晴らしい数値を維持されている事から、卵の生育は納得がいきます。
栄養学的な視点を、データでの指標も絡みながら進めていく事で
非常に確かな変化をご提供できる様になっております。
今後も、現在来て頂いている皆さんと一緒に年齢に囚われない
その方が持つ細胞のチカラを高めていく取り組みを進めていければと考えております。