土曜日に「妊娠時に必要な腸内環境〜子供の発達に関与する栄養〜」を開催させて頂きました。
講師は中村弥和先生
元TBSのジャーナリスト/アナウンサーを経て、ご自身の体験から分子栄養学を学ばれ
現在は福岡にてクリニックを共同運営されながら、久留米大学、中村学園大学と腸内環境の基礎研究も行われてあります。医師会と地域の子供らを繋ぐイベントのお世話役もされるマルチな、本当に才女な先生をお招きさせて頂いて開催致しました。
会場はtotellで開催させて頂いた事から8名の少数精鋭な、ご自身の身体に関心高い方々が集われた印象でした。
そんな中で、中村先生の基礎研究をベースにした話がとても興味深く、参加された皆さんもメモを真剣に取りながら、質疑応答も活発になされて、とても有意義な時間になったと思っております。
食べた物は腸内に入り、吸収しやすい様に分解・消化が進みます。これを「醗酵」と言いますが、体温が37度を下回る事で適切な「醗酵」が起こらずに「腐敗」に繋がる事を指摘されています。
モノが腐っていくと異臭がすると思いますが、それと同様にオナラが臭かった場合は、同様に醗酵がうまく進んでいない事が考えられます。
また、異臭はガスになったモノですので、結果お腹が張ってくることが出てくる事にもつながる可能性が高まります。
腐敗=オナラが臭い=お腹が張る
これらは、整体を進めていく指標にもなります。
また、腸内の菌が変化していく事で、粘膜が損傷(減少)していき、通常入らない成分(異物)も血液内に取り込む様になります。
血液内は異物を攻撃する「免疫」があります。
これが過剰になる=自己免疫疾患=アレルギーへとつながっていきます。
あるマウスを使った研究では、リウマチ保持の糞便を移植したマウスは同じリウマチの症状が出たとの研究から、海外では、腸内環境を変化させる為に糞便(=菌の集積)を移植するケースも出てきている事もお伝えされてありました。
例えば、腸内にカンジダという「カビ」が集積すると、抗生剤も効かない事になります。
そして、強力な毒性の強い「アンモニア」を腸内に産配していきます。腸は「吸収」の機関ですので、その毒素は血液に回っていきます。
アンモニア血症は意識障害を起こす疾患です。その容量までもいかなくとも、妊娠期の胎児に繰り返し、意識を混濁させる「アンモニア」に暴露されて産まれてくる赤ちゃんの予後はどうなるのでしょうか?
特に、中村先生が黒田洋一郎先生の著書から言われていた事は、
胎児の脳シナプスは妊娠数日でピークを迎え、この時の母体の身体環境が、子供の脳のシナプスを決めていく事を伝えてありました。
これは、妊娠してから身体つくりを行うのは遅すぎて
その前に如何に胎児に安心した胎内環境を準備できるかが、
最大の「子育て」につながっていくと言い換える事ができるのではと思います。
・酵素はATP
・身体はエネルギーの取り合いをしてる
・お母さんのおにぎりが何故美味しいのか?
・地産地消の意味
・水を飲みながら食事はNO
・不調になる共通する食事、その生理学的機序
etc・・。
これからも、totellでは
1)内臓への刺激を高める整体
2)安定した栄養素の補給による身体への活性化
3)腸内へ関与できる運動(エクササイズ)をご提供して
妊娠するだけでなく、その産まれてくる子供さんへの健康を
ご提供できる様に皆さんと歩んでいきたいと思います。
その為に、あらゆる事にチャレンジをして参ります。
今後とも宜しくお願い致します。
最後に貴重な講演を頂いた中村弥和先生ありがとうございました。
次回はまだお届けできていない皆さんへ
是非お届けする機会を創出できればと願っております。