血糖値
よく、皆さんお聞きになる事があるかと思います。
この血糖値と妊活は少なからず、関係があるとtotellでは考えています。
この「血糖値」の数値はご勤務されている会社で行われる健康診断でも提示されています。
それは
HbA1c(グリコヘモグロビン)
が血糖値の判断の基準となります。
赤血球の一つであるヘモグロビンが「糖」と結びついた状態で、一度結びつくと、肝臓で処理されるまでそのままの状態を保つとされています。おおよそ、肝臓で処理される1~2ヶ月ほどHbA1cは血液に存在する事が言われていますので、食事を食べた後や運動後の糖消費などの、瞬間的な血糖値を反映しにくい、対象者の平均的な「血糖値」を図る指標とされています。
血糖値が上がる=HbA1cの上昇はどのように起こるのかを考える事と妊活の関係のポイントは
コルチゾール
という副腎からでる
ホルモンの影響が一因になっています。
コルチゾールの役割は
1)血糖値を上げる
それと同時に
2)ストレスに対する防御ホルモン
にもなります。
つまり、
ストレスが過剰になる=コルチゾール過剰=血糖値上昇
という事が考えられます。
そして、コルチゾールが過剰に使われると
身体の代謝機能が低下することも指摘されています。
傾向として
1)顔にニキビができて丸くなり
2)お腹に脂肪がつきます。
3)手足は細く筋肉が弱くなります。
4)皮膚が薄くなって、青あざができやすくなる
事が指摘されています。
また
コルチゾールが低下してきた場合は
1)唇や爪の周りの色が黒くなり、
2)体重減少、食欲不振、集中力の低下、脱力感、低血圧、低血糖などの症状
も出てくることもあります。
このコルチゾールと卵子の成熟には関係がある事も指摘されています。
コルチゾールは朝が一番潤沢な時間と言われています。
もし午前中に、強い疲労感を感じられることがありましたら
コルチゾールの枯渇を疑ってみることも必要とも考えられます。
朝の疲労感と、ご自身が感じているストレスと、その前後の出来事を注意深く
ご自身で観察する事が
この血糖値の高値とストレスへの対処へと繋がっていくのかもしれません。
また、肝臓はコルチゾールの再活性を担う器官でもある事が言われています。
肝臓の活性化をみるにはALTという血液データが有効です。
複合的に多角的に現在をみていく事、その一つひとつに対して対処していく事が
妊活で必要な視点と考えております。