一昨年前に東京で行われたエンブリオロジスト学会という
「培養」を専門とした学会へ参加をした事がありました。
本学会において「ICSI」という精子を卵子へ流入させる顕微授精の実習を行ないました。
体外受精の基礎から学ぶ機会になったのですが、講演において
慶應義塾大学の山田助教授より
受精卵にとって最も大切なのは『細胞質』と言われてある事をお聞きした事があります。
何故、細胞質が大切なのでしょうか?
これは細胞分裂の過程を考えると判ります。
卵子は身体からでる事で精子と出会い、受精卵となりますが
採卵し、身体から出る事によって、卵子は自分の体の中にあるエネルギーのみにて成長をしなければいけません。母体からは基本的にエネルギーを貰えません。
そのエネルギーが詰まっているのが細胞質であり、エネルギーを生成するのが「ミトコンドリア」になります。
例えば、グルコースという糖分を摂ると、少し元気になります。それはすぐにエネルギーができるからになります(2つのATPを生成します)。
しかし、同じエネルギーを入れてもミトコンドリアがあると
2→36と大きなエネルギーを作り出します。
久留米大学が公表されている「健康な卵子」と「その他」を比べるとはっきりとしています(赤い部分がミトコンドリアです)
このミトコンドリアを活性化させるのが上記の代謝過程になります。
今までは最初のステップであるAMPKに移行する為に、ファスティングを実施して顕著な結果への道筋へとつながりました。
これに酵素ドリンクの中にある「KALA酵素」のL-カルニチンがサーチュイン遺伝子の活動を高めていたとも考えています。
当施設の実績においても、ファスティングを導入させて頂いて、妊娠成功率への寄与は上がっていると下記の表からも伺えます。(空欄は導入前です)
実際に皮膚に炎症が起こっているケースにおいても顕著に変化がみられる実例もあり、何かしら細胞の変化が起こっている事も伺いしる事ができます。
(福岡の美容師さんで結婚式前にファスティングをされて寛解へと)
整体で循環を整えながら、ファスティングでミトコンドリアをより活性化していきます。
妊活において、機能性不妊症という原因が判らない方々において、一つの方法では対処できない部分があります。
この際に、何かを一つだけで終わらせるのではなく、複合的に様々な角度からアプローチを試みることで数多くの皆さんへ変化をお渡しできたのではと考えております。
大切なのは、考えることを諦めない事と思っております。
そして、今回、金曜日から導入する機器に関しては、下記の
PGC1αを直接、活性化します。上記の代謝過程は個人の栄養素吸収能力に依存する必要性がありました。
ただ、今回は吸気にて直接、取り込むことができます。
昨日、この機器を利用されて、ガン患者さんへの組織対応されている臨床医の先生の講話を聞いて参りました。
免疫療法でガンが寛解に近づいている事をエビデンス・実績も含めて、素晴らしい内容でした。
水素ガスでガンは消える!? (←赤木Dr著書になります。ご参照ください。)
現在、東京大学で研究され、慶應義塾大学で臨床応用されてあります。
今週末から導入を始めて参ります。どうぞ宜しくお願い致します。
多くの皆さんをこの機器で、お身体の底上げを図りたいと考えております。