妊活と整体がつながりません
その様な声をよくお聞きします。
医療機関で定期的に採取される「ホルモン値」があります。基本的に4項目になります.。
E2(エストロゲン):卵巣から出ているホルモン、これは高い方が求められます=卵が育っていると判断できます
LH:排卵する際に高まるホルモン=これから卵子が育って行きますので低い方が求められます(LH/FSH=1以下:多嚢胞リスク)
FSH:下垂体(脳)からでるホルモン=出来る限り10数値近傍にて推移=高い数値は卵子の育ちがない為に脳から指令を拠出していると判断されます
あるクライアントさんの生理後のホルモン値の7月と11月の変化です.
1)7月6日のデータになられます。
2)7月20日のデータですがホルモン値が動かれていない事がお判りになられますでしょうか
3)そして、現在11月末のデータです。
E2 : 5以下→101
LH : 7.5→9.7
FSH : 21→17.3
へと変化されています。特筆すべきは卵巣からでるホルモンE2の変化です
主に内臓へのアプローチをする整体で
体性自律神経反射が整い、体腔内循環が変化し、ホルモンの連携が取り易くなる
その様な機序を考えています
体表からの圧が自律神経(交感神経が下がり、副交感神経が高まった)の変化を現したエビデンスです。
その自律神経は、内臓の動きを担っています。
そして、内臓の動きにより生殖器、周囲の血流量は変化していきます。
経験的に若い年齢層35歳以下の方の場合は
この循環に対する整体で結果へ寄与できていると実感しています(生殖医療助成金の年齢制限は早期介入が有効だからこそ設定されています)
ただ、その年齢層を経て40代近くになる生殖医療へトライされている皆さんにとってホルモン値の変化だけでは結果に結びつかない事を痛感しています。
その際に有効なのが血液データです。
先日、43歳の方の血液データを拝見すると
γGTPの数値が6、複合的な因子が絡みあうので短略的な判断はいませんが、医療機関(内科)でのスクリーング後にお越しになられていますので、その前提で栄養学的に、肝臓の動きが少ない、またビタミンB6が低下している事は考えられます。特に細胞の基本となるタンパク質の生成がうまく繋がられていないと仮説が立ちます
具体的なベクトルができますので、サポーターとしての役割としてベースを維持しながら、その変化にコミットしていく戦略がクライアントさんと共有できます
具体的な行動への意思を作っていく事が大切で、それが結果への避けられない因子になると考えています