睡眠がうまくできていない。
眠りが浅いという事を時折お聞きします。
睡眠と「卵子の質」は関係がある事が指摘されています。
こちらの資料は山口大学の研究によって提示された資料です。x軸に記載されている8-OHdGは「酸化マーカー(酸化がどれだけ進んでいるかを測る数値)」になります。
見ていただけるとお判りになるかと思いますが、8-OHdG(酸化)の数値が高くなるにつれ、受精率が低くなっています。
この事から卵が成熟するためには
身体内で「酸化をさせない」
そのことが妊活の一つのキーワードになります。
ただ、同大学の報告では女性が毎月必ず、排卵を行う事で卵巣に「酸化」が起こっている事も指摘されています。
上記の図を見て頂くと、赤い袋が卵胞です。その下にあるものが卵巣になります。このように卵巣から卵胞が20mmほど大きくなると黄色い卵子を排卵する過程が見れます。
毎月、毎月、出産をしている様な印象を受けます。そのダメージを受ける事で「酸化」が卵巣に毎月起こっています。
この事からも年齢を経るにつれ、卵子の減数のみならず、卵巣の消耗が重なり、結果、「卵子の質」が下がることになると言えます
(蛇足ですが、例えば、潤沢な栄養が卵巣にいかず、硬い組織であると排卵時に「痛み」が起こるのもイメージができます)
ただ、この酸化に拮抗するホルモンも人体には用意されています。
それが「メラトニン」というホルモンになります。
左下の赤枠を見て頂くと、他の(真ん中、右)と比較して唯一、酸化を低下させています。
このメラトニンは「松果体」という脳の大脳辺縁系から出力していきます。
この酸化を抑えるメラトニンが実は、睡眠に大きく関係しています。
メラトニンは睡眠時に出力して、起床して日中活動している時は出ていないホルモンになります。
つまり、睡眠はしっかりと取ることがメラトニンを出し、結果、卵巣の酸化を抑制する事に繋がります。
メラトニンはブルーライトを視覚から入れることで抑制される事も判っています。
これは夜間帯にスマホをみる事で、結果、松果体への影響へと繋がります。
寝室にはスマホ、PCなどを持ち込まない事が対処方法としては適切です。
そして、メラトニンの生成は栄養の側面からサポートする事ができます。
一番右下がメラトニン生成への流れになります。
基本栄養素としては
タンパク質、カルシウム、ビタミンCが必要です。
そしてそれが、胃酸によってしっかりと消化吸収される事が必要です
胃酸は「唾液アミラーゼ」によってスイッチが入り産出されます。
「咀嚼」をしっかりと行ってタンパク質をアミノ酸へ分解していく必要性があります。
また脳関門を通過した後に特に大切と感じているのが
ビタミンB
になります。
睡眠を考えた場合には
タンパク質とビタミンBはセットで考える必要があります。
totellでは
このビタミンBのサポートにマルチB群のサプリを必要な方へご提供しています。
ご相談頂ければと思います。
今年もいよいよ、年の瀬ですね。
totellは大晦日、元日も通常通りで、クライアントさんもお越しいただいております。
特に年始からスタートを切られている方にとってはお休みは関係なく進んでいかれています。
そのサポートを少しでもできればと思います。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
来年こそは、必ずよい年になられる様にまた一つずつ階段を登られるお手伝いをして参ります。