1月も半ばになり少し、疲労感がお強い方もおられたかも知れません。
朝決まった時間起き、食事を行い、決まった時間に就寝する事
これらの事象を「概日リズム」とも言います。
この1日のルーティンのリズムを老維持させる事が
妊活につながる事が一昨年前の生殖医学会にて報告が為されてありました。
妊活においては、少し、ペースが変化した日常を、早く取り戻す必要があるかも知れません。
そして、本日は
子宮内膜症が、卵胞発育に影響を与える事についての報告です。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1521693423001372?via%3Dihub
本レビューは以下の内容が述べられています。
1)子宮内膜症の女性では、GC (顆粒膜細胞)における酸化ストレスとアポトーシスのレベルが上昇します。
2)子宮内膜症女性のGCでは、ステロイド生成とミトコンドリアのエネルギー代謝が損なわれています。
3)罹患した女性では、AMH や AFC(成長卵胞数) などの卵巣予備能のマーカーが減少します。
と記載されています。
GC(顆粒膜細胞)は以下の様に卵胞の周りを取り巻き、卵子の成長を促す細胞になります。
(卵子と一緒に大きくなります。下記図の赤い袋の中の最外側を取り巻いています)
本レビューでは、子宮内膜症の場合に、この顆粒膜細胞が
「酸化」へ傾倒する事が述べられています。
顆粒膜細胞がある「卵胞内が酸化」することは、受精率の低下を招くことも指摘されています。
この事から対処方法として幾つかの方略があります。
1)子宮筋腫の増殖はエストロゲンの過多があると言われています。
この事から、如何に卵巣周りのホルモンを循環させるかが大切になってきます。
卵胞を育てるのは「エストロゲン」というホルモンですが、同時に異常内膜であっても増殖も促進すると考えると判り易いと言えます。
ホルモンの排泄は「肝臓」の役割になります。
肝臓の機能低下がある場合、解毒がうまくいかずに、エストロゲンが子宮に貯留してしまい、内膜症の増殖を強めます。
結果、顆粒膜細胞の酸化促進→卵胞成長の低下→採卵数の減少
という事が考えられます、
最近、長期間、ピルで生理周期をストップされた後に、よき採卵ができられている方々が散見されている事も、ホルモンの過剰な状態が低減され、内膜症が鎮静化し、結果、卵胞が成長し採卵へ繋がられているのかも知れません。
2)炎症物質の沈滞により内膜症が促進
この場合において、骨盤内の循環を上げていくことも有効な戦略の一つと考えられます。
昨年の暮れからお越し頂いている Kさんより、先ほど下記の様な内容を頂きました。
腫れは循環障害の一つです、これらが変化しているのは、循環が変化し、発痛物資の貯留がなくなった事も考えられます。
現在、トテルでは、骨盤の循環改善にはチカラを入れています。
その成果がお身体に上手く反応された事とも考えられます。
引き続き、Kさんと同じご経過をたどって頂ける様にご支援をして参ります。
そして、これらの小さな積み重ねが、結果、卵胞の成長に繋がり、強い卵子への成長へ繋がっていくと考えております。