皆さん、おはようございます。
寒さが強まってきました。
いよいよ、冬の到来を感じる朝となりました。
お身体の調子はいかがでしょうか?
先日、totellに当初来られてあり卵子を獲得され
一旦、totellをお休みされ、結果に繋がらなかったご状況の中から、
再度、totellでお身体つくりをされて、今月、無事に陽性反応の結果を掴まれた出来事がございました。
何故、その様な変化が起こるのかを
今月に行われた、第69回日本生殖医学会
にてヒトの老化に関して述べられていた
特別講演から改めて整理することができるのではと思いました。
講師は、東京大学医科学研究所の中西真教授。
本講演の中で、「ヒトの老化」を指し示した論文をご紹介されていました。
https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(22)01377-0?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0092867422013770%3Fshowall%3Dtrue
世界3大科学誌である「cell」に掲載された論文です。
本論文では、人の「老化」に関して以下の12項目が述べられています。
1)DNAの不安定性
2)テロメアの消耗
3)エピジェネティックな変化
4)タンパク質恒常性の喪失
5)栄養感知の調節不全
6)ミトコンドリア機能不全
7)細胞老化
8)幹細胞の枯渇
9)細胞間コミュニケーションの変化
10)マクロオートファジーの障害
11)慢性炎症
12)腸内細菌叢の乱れ
が加わっています。
例えば、6)ミトコンドリアの機能不全に関しては
同じ哺乳類であるマウスのミトコンドリア(細胞が分裂する際には必ずエネルギーが必要になってきます、それらを担うのがミトコンドリアです)の正常、老化した、細胞分裂が止まった細胞
比較したものをみていただくと違いが判ります。
ミトコンドリアの機能不全に関しては、totellではファスティングをお勧めをしています。
そして、最近時折、お聞きする
3)エピジェネティックな変化
に関して少し説明致します。
私たちの体は約60兆個の細胞でできています。
その細胞は、頭や腕、足、そして卵子といった体のさまざまな部分を構成しています。
これらの細胞は、日々生まれ、成長し、そして死んでいきます。
それでも、腕の形や卵子の構造が変わらず保たれるのは、**「遺伝子」**という設計図があるからです。
遺伝子を例えると、
卵子をつくるための「分厚い料理本」のようなものです。
そして、この料理本には「付箋」がついていて、
その「付箋」の指示通りに作れば、卵子が完成します。
ここでいう「付箋」が、**「エピジェネティクス」**
の役割にあたります。
しかし、この「付箋」も使い続けるうちに、
乱暴に扱ったりすると剥がれたり、別の場所についてしまったりすることがあります。
そうなると、料理本のレシピ通りに作れなくなり、
正しい卵子が作られなくなることがあります。
このように、エピジェネティクスが乱れると、
卵子の構造や機能が損なわれ、うまく成長できない卵子が生まれてしまうのです。
エピジェネティクスを整え、正しく機能する「付箋」の役割を支えているのが、
**葉酸回路に関わる「メチレーション回路」**です。
現在、皆さんが来られた際に摂られている栄養補強はこれらを担保していると考えております。
totellでは
これらに加えて
5)栄養感知の調節不全
11)慢性炎症
12)腸内細菌叢の乱れ
を
整体や、運動を加えることで、より早く皆さんの細胞の変化へとお繋ぎしているのではと考えております。
今月も残り僅かです、今週も来られる皆さんの
よりよき
クリスマス
お正月
を迎えて頂ける様に取り組んで参ります。